価値創造のプロセス

バリュートライアングルの表層は、より意識しやすいことです。それが、深くなればなるほど意識し続け、実践し続けることは難しくなります。時間軸で考えると、表層は時間が短いことになります。深くなればそれだけ時間軸は長くなります。このバリュートライアングルを使って「価値創造のプロセス」を説明することが可能です。
① 情熱から文化の形成まで
「価値創造のプロセス」は、情熱やビジョンから始まります。何かに好奇心を感じる、あるいは将来何かを実現したい、このような人間の心の奥底から沸きあがってくるのが情熱やビジョンです。情熱やビジョンは何らかの価値観・信念とともに行動に移されます。このような行動が、毎日こつこつ実践されていくと習慣・行動基準が形成されます。情熱、ビジョン、価値観・信念、習慣・行動基準が経営者と従業員で共有されたもの全てが文化です。
② 文化の形成から中期経営計画まで
文化から、企業独自の「企業らしさ」が生まれてきます。そして、企業独自の強みや弱みが明らかになってきます。さらにいは、企業が直面して言える製品・サービス市場のマーケットの方向性から機会と脅威が見えてきます。つらmり、企業文化を通じてSWOT分析が可能となります。
SWOT分析を通じて、企業の強みをを最大に活かし、機会が最大になる分野に方向性を定めるのが戦略(全体の戦略)です。この部分までは、経営者と従業員の全体で共有されるべき部分です。個別戦略になると、5つの資産の各責任者が企業の文化と全体の戦略をもとに、自分の責任領域を担当します。文化、戦略をベースに、それと一貫性のある個別戦略を立て実行します。同時に、戦略と個別戦略を具現化した中期経営計画を立てます。
③ 年度の成果から日常の行動まで
さらには、年度の成果を5つの資産の各々に定めます。そのような成果を達成するために、企業のルールを守りながら、意思決定をし、日常の行動を行なっているのです。日常の行動の結果として、売上や利益やキャッシュフローが上がります。この場合の日常の行動は、情熱からの一貫性があり、プロセスとして考えることができます。
このような流れで、「長期的な価値」から「短期的な価値」へ価値創造のプロセスが循環として行なわれていきます。一連の流れがスムーズに加速され、強くなっていくことが、企業価値が創造されていくことです。




