この本はオムロンの創業者の立石一真さんを題材にした本です。企業価値の多くの部分は、足元の業績ではなく、長期的価値=企業の文化から生み出されていると僕らは考えていますが、この本を読むとどのようにオムロンの企業文化が醸成されてきたのかが良く分かります。いま大企業に勤めている方はもとよりベンチャー企業に勤めている方にもお勧めの本です。ぜひご一読ください。
(
三冨正博)
この本、「インドの革命家が日本に亡命して、中村屋の娘と結婚して、日本に本格的なインドカレーを紹介した」という話を聞いて興味を持ちました。本棚の肥やしになっていたのを見つけ、一気に読んでしまいました。
アジアと欧米の関係。アジアの中での日本の立ち位置。日本、中国、インドの関係。物質社会と精神社会。宗教の違い…。大切なこととわかっていても、普段の生活の中ではあまり話題にならないことを、再認識させられます。
しかし、やはりハイライトは、「中村屋のボース」と呼ばれたR.B.ボースの人生です。「かつての革命家が引退してカレーを作った」という話ではありません。
いろいろな葛藤を抱えながら、最後まで革命家としての活動を続けた姿と、同時に家族に対する思いに、素直に感動しました。筆者の中島岳志氏の想いが伝わってくる力作です。日本とインド、これからどんな関係を築いていくか、未来を考える良いヒントをいただきました。お勧めです。
(
佐藤 明)
私たちでは、読書勉強会を毎月やっています。マーケティングをテーマで読書会をしたときに、まとめて関連した本を読んだ中で、私を含めて皆が最もはまったのがこの本です。
弱小で人気のないプロバスケットボールチームに観客を呼ぼうとしたら、まずチームを強くすることを考えるのが私の常識でした。この本では、チームがボロボロのままでも、観客を呼んで、収入を劇的に伸ばすことが書かれています。
会社の戦略につながるマーケティングの本質を学べたと思っています。
(
南雲 徹)